１　補助事業の概要

（１）事業の目的

特別養護老人ホームいしどりや荘（ユニット型施設）では、施設開所の２００５年に整備した特殊浴槽で、老朽化が激しく故障が多い状態となっているため、新しく更新することで、利用者、職員の負担を軽減し、利用者の希望に合わせた入浴支援をすることで、施設が目指すユニットケアを実現する。

特別養護老人ホームいしどりや荘（従来型施設）では、これまで使用していた中間浴では、利用者の重度化により利用が困難であることから、新たに特殊浴槽を整備し、利用者の状態にあった入浴支援をする。

（２）実施内容

施設を利用する利用者の自宅での暮らしを大切にし、その人らしい今までと変わらない生活を送っていただくため、これまでと同様に生活状況や身体の状態を詳細に調査し、利用者の好きな時間、温度、設備で入浴できるよう、居室に近いこれまでの浴室で、利用者の状態にあった入浴が出来るように支援する。

具体的には、ユニット型施設では現在１５名が特殊浴槽を利用しており、1人週２回以上の入浴、全体で１ヵ月延べ１２０回以上入浴していただく。

従来型施設では、中間浴を利用している約３０名のうち約２０名が特殊浴槽に移行できると想定しており、1人週２回以上の入浴、全体で１ヵ月延べ１６０回以上、特殊浴槽に移行して入浴していただく。

【ユニット型施設】	【従来型施設】

２　予想される事業実施効果

利用者、職員の負担軽減と利用者が安全で快適な入浴ができ、自分らしく生活ができるようになる。

また、一人ひとりの生活や状態に合わせたケアをするため、職員一人ひとりの専門的知識が深まるとともに、多職種と協力しあうことで、利用者の暮らしの継続できるようになる。